シーバス釣りで必要となってくるリール。
スピニング、ベイト、番手、ノーマルギア、ハイギアなど、シーバス以外でも釣りの経験がある方は聞いたことがあると思います。
リールには沢山の種類がありますが、“シーバス釣り”にはどんなリールが良いのか?決して安い買い物ではないので、絶対に失敗したくないところです。
そこでこの記事では
- 種類が多くて違いがわからない
- “シーバス釣り”にはどんなリールを選べば良いの?
という方へ
- リールの番手とギアについて
- 初めてのシーバス釣りに適したリール
を簡単にわかりやすく解説していきます。
僕はシーバス釣りを始めて8年目の初心者に毛が生えた程度ですが、だからこそ始めた当初の悩みは今でもよく覚えています。
今になって「あの時知っていたらこうしていたのに」と言うことが多々あります。
この記事に書いていることは全て僕の実体験をもとにした内容です。
そんな経験が少しでもお役に立てば嬉しいです。
この記事を読めば、リールの番手とギアについてがわかります。
それぞれの特徴を把握して、後悔しないリールを選んでください!
結論 最初に選ぶリールはこれがおすすめ
シーバス釣りを始めるならスピニングリールの番手は3000番がおすすめです。
2500番~4000番くらいで推奨されていることが多いですが、3000番が実用性、汎用性といった面で扱いやすいです。
ギアについては好みがありますが、ノーマルギア or ハイギアから選ぶことをおすすめします。
価格は気軽に始めるのであれば、10,000円前後くらいのリールでもシーバス釣りはできますが、実用性も考えると20,000円以上のリールがおすすめです。
- スピニングリール
- 番手は3000番
- ギアはノーマルギアかハイギア
- できれば20,000円以上
リールの特徴について
おすすめのリールは3000番のノーマルギア or ハイギアと言いましたが、その他にも材質やスプールの溝の深さなど違いはあります。ただし、初めのうちは番手とギアを押さえて選べば大きく的を外すことはないでしょう。
ここから番手とギアについて解説していきます。
リールの番手とは

○○○番と表記されている数字を番手と言います。簡単に言うとリールの大きさだと思ってください。
「番手は元々生産管理をするための番号だったので大きさではない」と言う情報を見かけますが、今は大きさの解釈で各メーカーから出ているので気にしなくて大丈夫です!
番号が大きくなればサイズも大きくなっていき、単純に糸を巻ける量が多くなります。
番手は狙う魚種や釣りをする環境、ロッドとのバランスで選んでいきます。シーバス釣りは3000番でほとんどの状況に対応できます。
番手が大きくなると、リール自体が重たくなります。
ロッドの重さとのバランスが重要ですが、別記事の【シーバス入門】初心者向け 失敗しない竿の選び方 竿の違いで推奨しているサイズのロッドであれば、3000番で合うことが多いです。
ロッドが8.6ftのMLであれば3000番の中でもワンサイズ小さいC3000番。
9.6ftのMくらいであればワンサイズ大きい4000番も検討してみてください。
メーカーによっては、同じ番手でもワンサイズ違っていたりすることがありますが、2大メーカーであるシマノとダイワは、現在ほぼ同じ大きさになっています。(正確には、2018年から展開しているダイワのLTコンセプトのリールがシマノの番手と同じです)
リールのギアとは

番手を決めたら次にギアについてです。ギアはリールのハンドルを1回転回した時にどれくらい糸を巻き取るかです。ギア比が高くなればハンドル1回転当たりの巻き取り量が増えます。
シマノを例にするとPG(パワーギア) HG(ハイギア) XG(エキストラハイギア)と言うようにギアに種類があります。表記のないものは一般的にノーマルギアと言われています。
大きい番手で糸巻き量が多く、遠投をする釣りでは巻き取りが大変になるので、XGのようにギア比の高いリールが重宝しますが、同じ遠投をするにしても、シーバス釣り程度であればノーマルギア or ハイギアで選べば問題はありません。
ノーマルギアとハイギアでどちらにするのかは好みで良いと思いますが、1回転当たり数十センチ単位で巻き取り量が変わってくるので、追加でリールを購入する際は、同じギアにした方が違和感なく使えます。
僕はゆっくり目に巻く釣りをすることが多いので、ノーマルギアを好んで使っていますが、たまにハイギアを使ってノーマルと同じ感覚で巻いてしまい、ルアーが速く戻ってきたり、イメージしているよりルアーが浮き上がってしまうことがあります。
巻上感 | 巻き取り量 | 特徴 | |
パワーギア | 軽い | 少ない | 軽く巻けるが巻き速度が遅い シーバス釣りではあまり聞かない |
ノーマルギア(推奨) | 普通 | 普通 | 全てにおいて普通 迷ったらこれ |
ハイギア(推奨) | やや重い | やや多い | ノーマルと比べると巻き感が若干重い シーバス釣りで使っている人が多い |
エキストラハイギア | 重い | 多い | 高速巻きが可能だが巻き感が重い 好んで使っている人もいる |
その他の要素
番手とギア以外にも様々な要素があります。
例えば、スプール(糸を巻く部分)の溝が少し浅くなっているミディアムスプール(Mと表記)や、さらに浅いシャロースプール(Sと表記)などです。これは糸の太さによって使い分けると良いですが、シーバスの場合はノーマルスプール(表記なし)かミディアムスプールで選べば問題ありません。
ノーマルスプールの場合は、メインで巻く糸だけでは巻き量が足りないので、安価な糸で底上げをします。これを下糸と呼びます。
糸を買えば無料で下糸も巻いてくれるお店が多いので、その際は聞いてみてください。
汎用性を求めるならノーマルスプールがおすすめです。
他にも様々な技術が搭載されていて、滑らかに巻けたり、巻いた時の雑音が少なかったり、巻き始めが軽い、巻き始めたら惰性で巻けて疲れにくいなど、とにかく色々な要素があります。
当然価格が上がれば上がるほど多くの技術が搭載されていきます。
これらの要素によって違いはありますが、まずは番手とギアを優先して考えれば大丈夫です!
スタンスで選ぶリールの価格帯

リールの価格については、もちろんハイエンドモデルを買えば間違いはないですが、予算の問題もあるかと思います。
高いリール=シーバスが釣れるではないので、初めに書いたように、「気軽に始めたい!」と言うのであれば10,000前後でシーバス釣りはできます。
ただ、これは僕の経験則ですが、実売価格20,000円以上になってくると明らかに性能差を感じるようになってきます。
巻き心地の良さや、がたつきの少なさ、ライントラブルの少なさは、“釣れていない時間も充実させてくれる”と思います。
ある程度本格的にシーバス釣りを始めようとしている方には20,000円以上のリールをおすすめします。
まとめ リールの選び方
ここまでシーバス釣りを始める方が最初に選ぶリールについて解説してきました。
実際に僕が初めて買ったリールは、シマノのサハラというリールです。
価格は8,000円くらいでした。上位モデルを知らなかったからかもしれませんが、特に不満もなく使っていましたし、このリールでシーバスを釣ることもできました。
後に上位モデルを買って、その違いに驚かされました。
これはどの道具でも言えることかもしれませんが、自分が良いなと思って選んだものだと何よりもモチベーションが上がると思います。
モチベーションが上がれば釣りに行く頻度が増えて上達もしますし、道具に愛着があれば大切にするので長持ちもします。
せっかく始めるシーバス釣りですから、自分のお気に入りのリールを見つけて思いっきり楽しんでください!
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